遺伝性乳がん卵巣がん(Hereditary Breast and Ovarian Cancer, HBOC)
BRCA1遺伝子やBRCA2遺伝子の生殖細胞系列の病的な変異の関与により、乳がんや卵巣がんの発症可能性が一般的な可能性より高くなります。
遺伝性腫瘍(いでんせいしゅよう)のひとつです。
HBOCに関する情報は特定非営利活動法人 日本HBOCコンソーシアムのホームページに、患者さん・一般の方向け解説資料などが掲載されています。
BRCA1遺伝子やBRCA2遺伝子に病的な変異があるかどうかを確認するために遺伝学的検査を受けるという選択肢があります。
遺伝学的検査を検討する上で大切なことは、遺伝学的検査の結果ではなく、どのように決めたのかというプロセスです。
現在HBOCに関する遺伝学的検査の結果は、「今後発症するかもしれないがん」の予防や健康管理に活用されるほか、「現在発症してるがん」の治療方針の検討に活用されることもあります。
「他の人はどうしてる?」「どのように決めてるの?」「その後はどうしてるの?」
HBOCに関する様々な体験をお届けします。
書籍 事例で考えよう!HBOCカウンセリングの進め方
HBOCに関わる様々な看護事例を掲載した書籍が出版されました。
遺伝看護専門看護師の大川恵さんと本研究室の青木美紀子が編著者を務め、各事例はHBOC診療に関わる看護職や認定遺伝カウンセラーが執筆しました。
医学と看護社のホームページをご参照ください。