修士課程(上級実践コース)
私は助産師として周産期領域で従事してきました。命の誕生という、微笑ましく思われることもある分野ですが、笑顔だけが溢れているわけではありません。我が子の障がいを知り、向き合うことや決定していくことに葛藤を覚えるご家族もいらっしゃいます。そんな中で私は出生後に初めて児の染色体異常を知ったご家族と出会いました。当時の私は知識もなく、どのような看護を提供することができるのか、どう関わっていけば良いのか分かりませんでした。このことをきっかけに「遺伝看護」を学びたいと思うようになり、大学院で深く丁寧に学べる場があることを知り、進学を決めました。今学んでいる最中ですが、周産期に限らず、遺伝看護は関係のない分野はないと言える程、あらゆる年代のあらゆる人々に関わるものだと感じています。その人の遺伝的背景を踏まえた関わりができるよう、そして周りにも発信することができるような遺伝看護専門看護師を目指しています。
私は乳がんが主科の病棟で臨床経験を経て、